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2006年9月26日 (火)

レース回顧:産経賞オールカマー・神戸新聞杯

○産経賞オールカマー(GⅡ):レース結果はこちら

 GⅡ大王バランスオブゲームがまたまた強さを見せ、史上最多となるGⅡ6勝目。やっぱり中山のGⅡではこの馬は外せませんね。この馬の場合問題はこれから。秋天では例年よりメンバーが薄くなりそうとはいえ、GⅠになると足りなくなるのを散々見せられてますので評価としては微妙といわざるを得ません。土砂降りの不良馬場にでもなれば勝機は出てきそうですが。それはともかく、これでこの馬は初重賞の新潟2歳Sから丸5年間一線級に踏み止まり続けていることになります。それは素直に褒め称えるべきでしょう。

 コスモバルクは予想外の差す競馬で惜しい2着。前が詰まりそうになる場面もあったので結果オーライの面もありましたが、とりあえず天皇賞の出走権は確保し一安心でしょう。この馬の場合、気性の状態によってどんな競馬をするかわからないところがあるので信頼感は一息ながら、国内では久々にベストの条件といえるGⅠに出られるので、このチャンスをモノにできるよう頑張って欲しいですね。

 3着ディアデラノビアは格上2頭には先着を許したものの、休み明けで牡馬相手なら合格点はつけられる内容。エリザベス女王杯では4歳代表の立場になるので、上積みに期待というところです。4着スウィフトカレントは僅差だったとはいえ上位3頭とは若干力の差があるかなという感じ。力をつけているのはわかりますが、GⅠレベルに通用するにはまだまだでしょう。エアシェイディも同様。この馬は崩れないものの、重賞では明確な壁があるみたいです。こんな感じで終わっちゃうんでしょうかね。

 ウインジェネラーレは久々ながらまずまずの走り。一時期よりは復調の気配を感じます。次で狙ってみたいですね。ヴィータローザは案の定という感じ。この馬も芸風が変わんないなぁと改めて思いました。ドリームパートナーは重賞じゃまだまだ。ローカルのハンデ戦から出直しという感じです。

 終わってみればセントライト記念の勝ち馬2頭で決着(バラゲは新潟ですけどね)。地力でもこの2頭が明らかに上位でしたし、終わってみればこれほど簡単なレースも珍しいです。ただ、このレース、フジの某アナの実況が余りにも酷すぎて思いっきり興ざめになったのが痛いですね。あのアナは明らかに競馬に向いていないと思うんですが、もう少し編成をどうにかしてもらえませんかねぇ。

○神戸新聞杯(GⅡ):レース結果はこちら

 ドリームパスポートが意地を見せてメイショウサムソンの連勝をストップさせ重賞2勝目。メイショウサムソンとの対戦成績を3勝3敗のタイに戻しました。今回に関しては、この馬の末脚を発揮させると共に、メイショウサムソンと距離をとって併せに行かなかった高田騎手の騎乗がかなり光りました。この馬を完全に手の内に入れ、最大のライバルの特性を掴んでいた鞍上あっての勝利でしたね。

 これで菊花賞も、と言いたいところなんですが、今回のレースを見る限りやはりベストは中距離前後。菊花賞でも極端に下手な乗り方さえしなければ絶対能力の高さで上位には来るでしょうが、自信はなかなか持てないところ。松田博資調教師もそれをわかっているからこそ、「菊も高田で行く」とは言えなかったんでしょうね。高田騎手は馬の状態判断や特性把握には非常に高く評価されている人物ながら、レース運びに難があるのは過去のレース騎乗から見ても否めないところで、中距離戦ならともかく菊花賞で任せられるかという点で即決できなかったのでしょう。本番までドリームパスポート陣営は悩ましい判断を迫られそうですね。

 一方、2着に敗れたメイショウサムソンの方は、休み明けで大幅プラス、しかも道中はフラフラしながら走っていたことを考えると、十分の評価はできるでしょう。叩き良型のこの馬としては負けるなら今回と踏んでいた面もあり、陣営としては想定の範囲内といえそうです。今回のレースを見る限り、やはり菊花賞でもこの馬が主役である事は間違いないですね。ここを使って精神的にも落ち着きが出るようならもう文句なしでしょう。あとは、キッチリ本番に進んで欲しいところです。

 インを突いて3着に入ったソングオブウインドは着実に力をつけていますね。ちょっと軽く見すぎていました。距離さえこなせれば菊花賞でも一定の評価は必要でしょう。フサイチリシャールは一旦抜け出しかけたものの、そこからが甘くなってしまいました。不調は底を打ったと思いますが、もう一息ですね。今後どういう路線をとるかは不透明ですが、ここを使った効果は間違いなくいい方に出ると思いますので、復調に期待したいです。トップオブサンデーは最速上がりで追い込んで来たものの、ちょっと位置取りが後ろ過ぎた感じ。

 問題はアドマイヤメイン。直線入口でメイショウサムソンとフサイチリシャールに挟まれたとはいえ、残念なレースになってしまいました。最後まで伸びが止まっていなかったのがせめてもの救いなんです。今回は明らかに良化途上で本調子になく、武豊騎手としても抑える競馬をするなら今回と踏んでいたフシもありますが、この結果で本番は逃げるより他に手がなくなってしまった感じです。いずれにしても、体調が上向いてもらわない事には本番で勝負とはいえないだけに、陣営の手腕に期待します。

 アペリティフは多少太めだったかもしれませんが、本質的には力負けかも。タマモサポートも似たようなものですね。

 結局一部を除いて春の勢力図がほとんど変化していない事を示す結果になりました。ドリームパスポートの距離対応とアドマイヤメインの体調次第ではありますが、メイショウサムソンの3冠はかなり現実味が出てきたといえるでしょう。そんな印象を強く持ったレースでした。

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コメント

熱のこもった回顧録ですね。
納得しながら拝見させて頂きました。

 よろしかったら秋のG1予想大会に参加いたしませんか?

投稿: なりぐー | 2006年9月26日 (火) 23時32分

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» メイショウサムソンは菊花賞を制し3冠を達成する? [tom5412@eBet]
 1983年ミスターシービーが3冠を達成し、翌1984年シンボリルドルフが3冠を達成し2年連続の3冠馬が誕生した。  2006年メイショウサムソンが2年連続の3冠馬誕生へ向けて菊花賞に臨む。  2005年ディープインパクトが無敗で3冠を達成したのに対し、メイショウサムソンはここまで12戦6勝。  秋初戦の神戸新聞杯ではドリームパスポートに敗れたものの2着に入り、実力上位を示した。  メイショウサムソンが菊花賞を制し三冠馬となるのかが問題。 <メイショウサムソンのライバル馬> ○ド... [続きを読む]

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