2007年一発目の週末が終わりましたので、年明け4重賞について簡単に振り返ってみます。
○中山金杯
大荒れ重馬場を見方につけたシャドウゲイトが大楽勝。完全に展開と馬場に恵まれたとはいえ、2戦続けての圧勝劇は本格化の証明かもしれません。明確な評価は次を見てからですが、良馬場で同型馬がいるケースでも同じような競馬が出来るならGⅠも見えてくるでしょう。次走に注目です。
アサカディフィートは馬場と展開を考えるとよくここまで来れたなという感じです。9歳になりましたが、老いてなお盛んという言葉がピッタリ来るような走りっぷりです。今年もまだまだ重賞戦線に欠かせない存在になりそう。ブラックタイドは一気のマクリでシャドウゲイトに襲い掛かったものの逆に突き放されての3着。とはいえ決して向いていない重馬場で見せ場を作り馬券圏内に残ったのだから、間違いなく状態は戻っています。次回が良馬場のレースなら復活勝利も近くなってきました。ロジックはとりあえず昨秋の大スランプに底は打ったと言えるでしょう。この着順を鵜呑みには出来ませんが、ここからは上昇するのみだと思いたいですね。
フォルテベリーニはこのメンバー相手では力を出しているでしょう。トウショウシロッコとグロリアスウィークは馬場が向かず。グロリアスウィークは次が勝負ですね。マヤノライジンは初の中山にこの馬場で流れに乗れずという感じ。ワンモアチャッターは引っ掛かったとはいえシンガリ負けはいただけないですね。またしても運が逃げていくレースになった気がします。
○京都金杯
マイネルスケルツィが絶妙のペースで逃げ切り久々の重賞制覇。ヨシトミ大先生はこれがデビュー22年目にして初の京都重賞制覇となりました。右回りでの安定したレース振りを今回も示した結果の勝利というところですが、上半期の短距離GⅠは全て左回りであり、改めてGⅠを目指すとなると左回りの克服は不可避。当面の目標となる高松宮記念までにどこまで改善できるか、陣営の手腕に期待します。
エイシンドーバーは人気の盲点、実力的には上位に来てもおかしくない馬だっただけにやっと戻ってきたというところです。まだ重賞を勝っていないだけに次こそは何とかしてもらいたいです。サクラメガワンダーはマイネルスケルツィを見ながらのレースで伸び切れなかったのは馬場ですかね。マルカシェンクは結果的に今回も前に行ったほうがよかったかも。今回の馬場・流れで後方2番手はいかにも厳しかったです。スズカフェニックスはこの相手に混ざると掲示板が精一杯ですね。この馬は力どおり。キンシャサノキセキは期待外れ。馬場も影響したとはいえ、若干ムラ駆けタイプみたいですね。この競馬が続くようだと賞金加算もままならないだけに、何とかしてもらいたいところですが。
グレイトジャーニー、ホッコーソレソレー、タマモホットプレイあたりは実力どおりでしょう。問題はフサイチリシャール。重馬場は苦にしないタイプで展開もベストと思われただけにこの失速は全く理由が分かりません。強いて言うなら前走の反動という見方もありますが、ほぼ同じローテのマイネルスケルツィが輸送を克服して勝っているのでそれも理由にはならないですね。今後に向けて不安の残る結果になってしまいました。
○ガーネットS
スリーアベニューが斤量差を利して一気の差しきり勝ち。リミットレスビッドと5キロ、ニシノコンサフォスと3キロ、ニホンピロサートと3.5キロ差は、実績を考えれば当然ではありますが、結果的にはちょっと軽かったかも。田中勝春騎手はこれで2日連続重賞制覇。この年明けは完全に確変モードに入ってましたね。スリーアベニューの方は本格化の兆しと見ていいでしょう。根岸Sも同じ競馬が出来るならフェブラリーSの穴に浮上するかも。
リミットレスビッドはハンデ発表後の斤量追加0.5キロが響きましたね。重賞勝ちを受けてのものだけに仕方なかったとはいえ、悔しい負けになってしまいました。しかし実力の確かなところは改めて示し、今年も芝砂問わず短距離戦線の常連として存在感を示してくれる事でしょう。ニシノコンサフォスは賞金は確保したかっただけに痛いクビ差。この馬も力はあるんですが勝ち切れないですね。ニホンピロサートは全盛期の力は無いにしてもこの距離での安定感はさすがですね。もうしばらくは重賞戦線でも戦えそう。
次走期待なのが5着のサチノスイーティー。52キロとはいえこのメンツに食い下がれたのは評価できます。状態は間違いなく上向いており、芝に戻って平坦コースなら一発は十分期待できます。エイシンボーダンはいい頃の調子にまだ戻ってないですね。アグネスジェダイは斤量と中山の坂が響いたという感じで戦前の予想通り。体調もイマイチだったようです。コパノフウジンは今は芝の方がいいかもしれません。1番人気で大惨敗を喫したジョイフルハートは展開は厳しく、斤量も厳しく、今回はどう乗っても厳しい結果だったでしょうね。この馬は乗り役を選ぶタイプかもしれません。今後はその辺を気をつけて見ていきたいです。
○シンザン記念
アドマイヤオーラが鮮やかな切れ味で初重賞制覇。中京2歳Sの借りをキッチリ返して今後に目処をつける勝利となりました。ただ、今回の切れ味を見ると距離的にはマイル~中距離まででしょうか。半兄のアドマイヤジャパンよりは短い方にシフトしているように見えます。
ダイワスカーレットはアドマイヤオーラの切れ味に屈したものの2着は確保。この馬自身上がり33.7秒で上がっており能力の高さは見せています。ただ、個人的には阪神JFの1・2着の方がまだリードしているように見えます。これから本番までにどこまで迫り、逆転できるか注目ですね。
ローレルゲレイロは3着とはいえ伸び一息で期待外れ。1・2着馬に比べ消耗度の高い使われ方をしていたのが響いたと言えますが、もう少し迫って欲しかったですね。これで評価が下がれば馬券的には狙いどころなんですが、次回の巻き返しに期待します。
当初の下馬評どおり人気3頭の決着で、4着以下は力負け。エーシンビーエルはスプリント戦で見直したいですが、他はちょっと見どころに欠けるレースでしたね。
というわけで4レース振り返ってみました。今年もまたハズレ予想の山を築いていく事になるのでしょうが、改めまして2007年もよろしくお願いします。
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